2013年12月27日
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師走の街で感じるAppleの凋落とMSの健闘

Written By: 川俣 晶連絡先

「アキバのヨドバシで、カラーバリエーションのiPhoneを熱心に売ってたぞ」

「大人気なんだね」

「そうでもない。ポイントを盛大に付けると言っていたので、どちらかといえば、売れてないという印象を持った」

「なんでだよ。大々的に売ってるんだろ?」

「売れる見込みがあると思うから大々的に売ろうとするが、売れるかどうかは客次第。客はあまり乗っていないのだろう。たぶん」

「じゃあ、MSの健闘ってなんだ?」

「新宿駅の地下に、ずらっと綺麗なポスターが貼ってあった」

「それってどうなんだ?」

「ほら、Windows PhoneとしてIS12Tが出た頃は即座に新製品を発表して追い打ちを掛けて潰すようなことをしていたけど、いつの間にか攻守が交代して、凋落傾向のAppleをMSが追い打ちしているような感じになってるのかも知れないぞ」

「ほんとかよ」

「おそらく本当だろう……と思った」

「理由は?」

「これまで何度もAppleブームがあったけれど、たいてい短期間で収束する」

「なんでそうなるの?」

「さあな。たぶん、作られた虚像に比べて中身が追いついていないからだろう」

「で、君の意見は?」

「特にない。何度も繰り返された勘違いAppleブームがまた繰り返されただけだろう。毎度同じパターンなのでうんざりした。自分から言うことは無いよ」

「また同じ?」

「今回は、盛大にマスコミとキャリアを巻き込んでいるので、一生懸命両者がAppleブームの維持に協力する可能性があるけど、墓場に引き込まれてまで協力するのかまでは知らない」

「今回はもうちょっと粘りそうってことだね」

「迷惑だけどね」